Solo Exhibition 2020
GALLERY NATSUKA&Cross View Arts
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制作は、日々「画面=自身」との
やりとりとして繰り返される。

無意識の記憶や経験
身体の作用から現れる形や
色彩をきっかけに
偶然を引き寄せながら
内在する想いを探るように
絵具を置き描き進めていく。

そうしたやりとりの中、
だんだんと待っていた必然の結果のような
初めて見る新鮮な驚きのような世界が
いつしか目の前に現れてくる。

そして、その現れた世界から
光を感じられるかどうかが
完成の判断の一つとなっている。

作品から光が現れ,鑑賞者を照らす事ができたならば
次の作品へ続く道も、少しだけ開ける気がしている。
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個展期間中に、世の中が、世界が、毎日加速して動いていった。
そして、個展のあいだには、別れと再会と新たな出会い、
誕生の喜び、深い悲しみがあった。

この個展期間中に起きた出来事は明暗が大きく感情に大きく揺さぶりをかけた。
未だ非常事態宣言は解除されず外出自粛が続く中、
不安をまとってはいるとはいえ思考を巡らせる時間はある。
新たなる価値観と、変わらぬ価値観をすり合わせながら、
次のビジョンを描き始めよう。
                               2020.05