「とおく、ちかく」
すぐそばに在っても気づけないこと
離れていても心が動くこと
見えていても感じないこと
感じていても見えないこと
話していても聞こえないこと
無音でも響てくること . . .
そうした曖昧な矛盾を考えるとき
大事なことの断片が
一瞬こころに映る気がして
色あせぬうちにと、絵を描きはじめる 2013 年 3月